第三の建築様式とは

第三の建築様式について端的に説明しておきましょう。

第三の建築様式 は神聖幾何学を原理に成り立っている。 
その展開は以下の順に成り立っている。
神聖幾何学を

1.新たな幾何学によって解釈することで
2.新たな構造を生み出し
3.新たな建築様式を形成するに至る
    ここで”新たな”意味合いを段階的に捉えたほうが適切なので、以下第三の幾何・構造・建築様式と呼ぶ。
    そこでこの第三の建築様式は、
    神聖幾何学、
    第三の幾何学と
    第三の構造、
    この三つの要素が融合して成り立っている。

    幾何学的に建築を見た場合、建築構造は現在まで大別すると三つのパターンにまでしか進展しておりません。
    ある意味エネルギー開発同様、原始的な段階をワンステップ踏み込んだ状態だと言えます。

    原子力と言えども火力を使ったエネルギーを電気に変えるレベルです。今日では電気の次のレベルである第三段階は、より精妙なエネルギーである波動と言われる段階に人類は移行しようとしてます。

    建築で言う初段階のレベルは積み上げるだけのレンガ積みやピラミッドを代表とする組積造と言われる構造でこれを使った出来た建築が第一の建築様式に当たります。

    この材料を積み上げることで構造を形成する、「第一の建築様式」は、19世紀に主流の座を去ることになります。

    産業革命以降、鉄の大量生産に合わせ、新たな構造の潮流が現れます。材料を繋ぎ合わせることで構造を形成する、「第二の建築様式」です。

    建築用語を使えば、軸組み構造を用いた建築様式です。

    この2つの様式は、地域や文明によってはどちらが先とは言えません。

    3番目の建築様式も同様にその構造のパターンは昔からありました。
    だだ先の2つの様式と異なる点は、様式にまで発展させるだけの幾何学的なバックボーンが見出されていなかったことが一番の原因です。
    それは繊維織りの構造と言えばイメージがしやすいでしょう。

    平面的な織物のごとき構造を建築に応用していくには立体織りの発想が必要になってきます。立体にしていくには従来のように3つの方向からなる構造だけでなく、より多くの方向から織り成す構造が必要になってきます。
    それによって、より少ない材料と軽量な部材で強靭で柔軟性をもった構造が出来上がります。
    またこれに用いる幾何学も同様に今日まで使われることの無かった幾何学的概念を用いることになります。

    今日、この第三の建築様式を創りだす構造は世界各地で試みが始まりその逆鱗が見え始めた状態といっても良いでしょう。レシプロカル・フレーム相互依存形式の構成・構造とも言われています。

    私はこの構造が成り立つ幾何学を永年研究した末、今世紀初頭にようやくその原理を発見し、公の文書として残すため特許文献として発表しました。

    それ以降現在に至るまで様々な実験と試作の末、無数に出来上がる構造の中から様式美にまで進展させるヴィジョンを見出し、これからそれを現実化させる段階に入っていこうと望んでおります。



    【古代に存在し機能していた、宇宙意識とつながり精神的進化を促す建築】

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